2012年8月16日木曜日

英語と日本語の誤差

終戦記念の影響で民放でやっていた私は貝になりたい、と観た。

以下、ネタバレ気にせず書くので嫌な人はクローズしてください。

2012年8月2日木曜日

自分で手作り!ブラジリアンワックス。

久しぶりに、こっそりと更新。やや男子禁制の話題です。

実は先月、新宿のサロンでブラジリアンワックスをしてきました。
そして1ヶ月…少々伸びてきた今日この頃。
サロンに行くのも面倒くさいし(高いし。大体6000〜1万円ほど)
自分で手作りできるというのを知っていたので、試してみました。

色々なサイトを参考にしつつ、自前レシピでつくったのが以下。

ワックスの材料
  • お砂糖 大さじ20(大体100g)
  • レモン 1/2個
  • はちみつ 大さじ1〜2 ※入れなくても可
  • 伸びない生地の布(あまり薄めじゃない布がいい)

結構量ができました。これで半年分くらい持ちそう。
(Vゾーンのワックスならあんまり量は使わないので…腕足やる場合は別かな)

お砂糖は、白砂糖って書いてあるサイトが多くて迷ったけど
家にあった三温糖で問題なし。ただどのくらい煮詰めたか見にくいのが難点。

ワックスの作り方
  1. お砂糖とレモンを小鍋(ホーローかステンレス)に入れて火にかける
  2. 中火か弱火でふつふつと砂糖を溶かす。木べらがいいかな。ちなみにすごい勢いで泡が出てくるので、側は離れない方がいいかも。
  3. お砂糖が溶けたらはちみつをin!オリーブオイルでもいいらしい。
  4. 甘い焦げたような匂いがして、焦げ茶っぽくなるまで煮詰める※三温糖は焦げ茶、白砂糖はカラメル色くらい。
  5. 火を止めてタッパー等に移し替えて人肌まで冷ます

冷ましている間に、布を小さくカット。私は大体4cm四方くらい。
小さい方が一気に剥がせるので、あんまり大きくないほうがおすすめ。

で、人肌に冷めたワックスを毛に絡めて、布を上に貼ってなじませて…
べりっっ!!といくのです。

生活感溢れる写真ですが、
手作りワックスはこんな感じ

痛さについて
たぶん、初めての人はめちゃくちゃ痛い。
サロンでVIOゾーン全部処理したときには、叫ぶくらい痛かった。
1人だととてもじゃないけど出来ないと思われます。。

でも1ヶ月程度の間なら、2回目は痛くないよ〜と聞いていた通り
全然我慢できる痛さ。1度サロンに行って間が空いてない人は自宅トライもありかも。

ちなみに生理中・後1週間は肌が敏感で痛みが増す人がいるとか。
わたしは今回直後だったけど2回目のせいかあんまり痛くなかったから人それぞれかも。

自分でやる時のコツ
実は、私ははちみつを大さじ4も入れてしまってベトベトの仕上がり…
なので固まらずに苦労しました。なのでこんな工夫を。
  1. ひざとか適当な部位でテストをしてみる。固まらないならもう少し煮詰める
    ※自分で使えるワックスを作るには苦労するそうです
  2. 抜く部分に、ベビーパウダーを軽くつけるとワックスがつきやすい
  3. ワックスを塗って布を押さえたあと、上から保冷剤で冷やす
    (ちょっと固まりやすくなるかも)
  4. 毛の流れに逆らって思いきり剥がす
  5. 1度目ではびよーんとワックスが伸びてしまうので、
    2度目、3度目と繰り返し押し付ける(と、意外と抜けます)
  6. ワックスが緩いせいか、沢山つけると伸びるだけで抜けない。
    なので、出来るだけ薄く、けどしっかり毛に絡めるように塗る
  7. Iゾーンの際は抜けにくいので、布で毛を挟んでぶちっと抜きました
  8. 肌にはよくないのかもしれない…けど大して痛くはなかったです
  9. 2〜3mmの毛は抜けないので、毛抜きで仕上げ。
    でもワックスのせいか、結構楽に抜ける毛が多かった感じ
ワックスをした後は…
多少べたべたするので、ぬるめのシャワーで流します。
敏感になっているだろうから、石けんで洗わない方がいいらしい。
(ワックスの材料は水溶性なので、水だけで充分に落ちます)
シャワーで流したあとは、化粧水をつける。
2週間くらいで毛が伸びてきたらスクラブで軽く手入れすると埋没毛が防げるそう。

感想
ぶっちゃけ、サロンに行くのがもったいないほど遜色ない仕上がり。
費用もかなり安上がり。砂糖は家にあったので、レモン1/2個 25円だけ!
時間も(ワックスを冷ます時間を除けば)大体1時間でできるのでサロンと変わらず。

ブラジリアンスタイル。
温泉だけは恥ずかしいけど…この楽さと清潔感には変えられない。
1度サロン経験者は、せっかくだから自分でやって綺麗をキープするのが
いいんじゃないかなー。夏だし、キープしていこうと思います☀


2012年5月10日木曜日

Vidal Sassoonの試写会

渋谷UPLINKでやるヴィダル・サスーンの試写会へ。

昨日、ヴィダルさんご本人が逝去されていて。
何とも言えない不思議なタイミングでのご縁でした。

ドキュメンタリーっていうのは、そもそもが真実を伝え切れない
ある意味作成者の意図が介在するものだと思ってる。
それをひっくるめても、いいドキュメンタリーだと感じた。

新しいスタイルを9年間も、求め続けたこと。そのストイックさ。
既存の美容をアートに高める、骨格に併せたヘア"デザイン"。本質の追究。
(これが、一番どきりとした。)
革新に至るまでの守破離。
目線の高さ。業界の変革が時代の変化に繋がること。
人と違うことをするには9-5時じゃなく、14時間働くこと。
間違いや辛いことを、 素直に語ってしまうこと。
もともとの貧しい生まれや家族の不和から抜け出せないトラウマ。

そんな色々なエピソードが、淡々と描かれていて
うまく言えないけどすごく自分と照らし合わせて観てしまった。

これ、DVD出たら買おうっと!
いい映画。

2012年4月18日水曜日

ぼやき

情報はご縁があったら出会うくらいでも、いいんじゃないかな。
この世に人が溢れているけどご縁がある人にしか出会わない。
大切なのはその人たちとどう向き合うか。
情報だって似たようなもんなんじゃないかしら。
そんなに情報かき集めても薄っぺらい関係性しか築けないよ

2012年3月8日木曜日

1時間でフライヤーを作った

BADO!2周年パーティで出会った白井くんという男の子が
やっているイベントのフライヤー作りをしてみた。

1時間ほどの作業なので、超粗いですがWordよりはマシかな…。
裏面がうーーーん…って感じですが、ごめんなさい。
時間もないし文章の校正とかまでは出来なかった。


こういう、作業者的な仕事をするといつも発見が多くて、いい。
写真とイラレデザインは、今後もっとやっていきたい分野。

2012年3月7日水曜日

ジャクソン・ポロック展@東京国立近代美術館

ジャクソン・ポロック展にいってきた。場所は、竹橋の東京国立近代美術館。


モダンアートでは有名なジャクソン・ポロック。
ジャクソン・ポロックJackson Pollock, 1912年1月28日 - 1956年8月11日)は、20世紀アメリカ画家である。
抽象表現主義の代表的な画家であり、その画法はアクション・ペインティングとも呼ばれた。彼を含むニューヨーク派の画家たちの活躍により、1950年ごろから美術の中心地はパリではなくニューヨークであると考えられるようになった。(wikipediaより)
ちなみに"No. 5, 1948"は、2010年時点で世界で最も高額な絵画として知られています。
135億で落札された作品。
(今回それは来てないけど、評価額200億というインディアン何とかって作品が来てる。)

現代アート、特に抽象画は絵画の中では一番面白くて好きだし
一応大学時代も、近代・現代芸術を扱うゼミに所属をしていたのですが
さすが抽象的なだけあって、何を表現しているのかぜんっぜん分かりません。
 よく美術史を勉強してたっていうと絵の見方とかを聞かれるけど
よく知らない時代背景の絵を見ても「何となく色合いが好き」とか
「この絵、雰囲気いいね〜」くらいの感想しか分かりません。
 (不真面目な学部卒なんで、他の方はどうか分かりませんが…)


ただ、近現代の美術が面白いなーと私が思うのは
過去の思想や潮流の、現時点での行き着く先が表現されていると思うから。
この絵○○っぽいなーと思ってみてたりするとやっぱり影響を受けていたり
今回の展示のように年代別にその画家の作品を追っていくと
ある時点でぽーんと突き抜けている時があって、
それが、美術史におけるその画家の価値だってたぶん言われているもので
そういうのを見るのが、面白い。たぶん結構、左脳的なことだと思うのです。


ジャクソン・ポロックは幼少期は移住が多く、また農場や山の傍で暮らすことが
多かったみたいで、特に初期の作品にはアースカラーやネイティブアメリカンの
文化の色が濃く出ている。色鮮やかで力強い大地を思わせる作品。


ドロッピングをメインに用いる
アクションペインティングと呼ばれる技法のビデオもあったんだけど
面白かった。大きなキャンバスを床に置いて、絵の具を飛ばしていく。
日本では書道とかもあるし畳文化だから床で何かをするって普通だけど
欧米では床に置いて絵を描くということ自体、画期的だったみたい。


絵画という存在が、目の前の対象を絵の中に据えておくものではなく
描くという行為自身を絵の中に閉じ込めておくもの。
そういう意味で絵画の存在意義を変えたことは面白い。


またポロックの作品はオールオーヴァーとも呼ばれている。
たぶん絵画から描く対象を排除することによって
ストーリー性が必要となくなり、構図が要らなくなる。
そうすると均一性や平面性がより強調される(って当たり前だけど)
これが一体どういう意味だったのかよくわからないから
今度、立ち読みしてこよう。


ポロックの人生は、グッゲンハイムに見いだされて
ドロッピング手法で一躍有名になるものの、作品が売れなくなり
ブラックペインティングという手法を探求し始めるも
いまいち世間の評判は悪かったようで、アル中がひどくなる。


で、最後は愛人とその友人など8人を巻き込んでの交通事故死。
という、何ともニューヨークのアーティスト的
(といったらNYの人に怒られそうですが…)な人生を送っている。


今回の展覧会では、そういったポロックの人生を
年代別に丁寧に解説しているので
私のみたく全く知識がない人でも、楽しめると思う。
1人の芸術家の人生を少し辿った、いい時間でした。


ポロックのアトリエの床の複製。カラフル!

2012年2月27日月曜日

彼女たち



彼女たち —Female Photographers Now
山内宏泰

1990年代をこえて
女の子写真/ガーリーフォト
ヒロミックス、長島有里枝、蜷川実花、中野愛子、宮下マキ、原美樹子
女子からの共感「そうそう!わたしにも世界はこんな感じに見えてるよ」
日頃から抱いている心情にぴったりのものがそこに写っている

・何が従来のもとと異なっていたのか?
「距離の取り方」
いきなり万円の笑みで近寄られて情熱的にハグされてしまった感じ

1990年代を代表する「女の子写真」ブームが過ぎても撮り続ける
木村伊兵衛写真賞(写真の芥川賞)2001年はヒロミックス、長島有里枝、蜷川実花、の3者同時受賞。

  蜷川実花
仕事の写真も作品になっていく。
初の写真集、できるだけコンパクトで手に取りやすい本にしたい
「やっぱりちゃんと売れてほしい。そうでないと意味がない気がして」


いちばん手軽に表現が出来るツールがカメラ
「わたし、すごくせっかちだから写真の持っているスピード感がしっくり来るんですよ。使っているのはデジカメじゃないからその場ではみられないけれど、撮った日の夜か次の日くらいにはパパッと成果がみられるでしょう。そこがいい。あと、写真ってかなり自分の感情と直結していて、いさぎよくていいなとも思います。同じ景色、被写体を撮ったとしてもカメラを持つ人によって、写真はびっくりするくらい変わってくる。その人がもともと持っている性格やsのときの気持ちが表れてしまいます。場の空気みたいなことも写る。全部さらけ出すことだから、それがまたおもしろいところだと思う」

アートとのあわいに
写真が“アート”ジャンルの一つとして見なされるようになったのは日本では1980年代から。本格的には1990年代から。
日本の先駆者は森村泰昌。セルフポートレートを名画にあてこむ。
1988年:川崎市市民ミュージアム、翌年に横浜美術館。
1990年代:東京都写真美術館。タカ・イシイギャラリー、シュウゴアーツ・小山登美男ギャラリー、スカイザバスハウスなど。
雑誌 déjà-vu   2000年 Phat Photo
海外では少し先駆けている。1950〜60年代から写真がアートに。アンディウォーホルは写真を使ってアートをつくった。1980年ダイアkらは写真が一つのジャンルとして認識されるようになった。シンディシャーマン、ドイツのベッヒャー夫妻など

やなぎみわ
「My grandmotherシリーズ」
女性への入念なインタビューで、半生期後のおばあちゃん像を撮る。なりすまし、メイク、CGも使う。この世には未だ何も存在していないシチュエーションを、映像化しようとする作品。
徹底した作り込み、出てくる老女はファンタジー。
醜を見せない「ムシのいい作品」
フォトグラファーではなく“美術作家”
見たい光景を生み出す。そのためなら、ありとあらゆる技術や手法を総動員する。実写のままの方が価値があるとか何とかそんなことはとくに思ってもいない。

「日常」に立ち向かう彼女たち
2000年代、女性写真家の急増
梅佳代「うめめ」日常のユーモラスさ
在本彌生 世界中の場所を等分な視線でみる
今岡昌子 報道写真的に、日常の中で関心のある社会問題を美しく撮る
長沼敦子 デジカメ
…などなど、多種多様。一様にして共通するのは「日常」に向き合う姿勢

普通の日常へとカメラを構える彼女たちが、新しい発見への意欲がないかというとそうではない。ある意味、真剣にいま撮るべきものにまっすぐに目を向けるのであれば、変哲のない日常へともどっていく

うめめ 笑いではなく「あっ」という瞬間のハンター
在本彌生 もう二度と会わないかも、そんな不安を写真におさめる。
今岡昌子 遠い世界の、本当に知りたいこと 

彼女たち―Female Photographers Now/山内 宏泰
¥2,310 Amazon.co.jp

2012年2月25日土曜日

Make Impossible possible

1年に1度、必ず読み返す本。

あなたには夢がある 小さなアトリエから始まったスラム街の奇跡/ビル ストリックランド
¥1,680 Amazon.co.jp
 
また、読んだ。
毎回、読むごとに気づくことは異なるのだけど
心を動かされるのは毎回同じ。
社会起業の授業でこの本に出会ったけど、
そうじゃなくてもっと根本的な美しいことが詰まってる。
 
切実で誠実なことは何か。
美しいしごとや生き方とはどういうことか。
自分に問いながら、ページをめくる時間はしあわせ。
 
読みながら、ひとつ新しいことを始めてみようと思った。
頭で考えずに心が動くワクワクすることを仕掛けていきたい♬

贈与でまわる社会

ここ数年、わたしが活動しているNPOで常に言われているgift nextという考え方は、
受けたGift(経験・知識・金銭等)をその次の世代へ受け継いでいこうというもの。
代表も、大学時代にさまざまなチャレンジが
そういう寄付文化やサポートがあったからだという原体験があって、
10年前にこの団体を立ち上げている。
(それでそのまま10年続けてるんだから、マジで尊敬してしまう)

先日、下流社会という本を読んだ。
価値の交換は、相手から"贈与"されるという認識から始まる。
幼い頃から慣れ親しんだ"消費行為"は即時の等価交換だけれども
労働行為は自分がその等価を受け取るまでに時間がかかる。

消費行為を基準に価値観がつくられている若者は
学びや労働という面において、その時間差に耐え切れない故に
(先を想定できない/あるいは等価交換でない行為に不安を感じる)
「学びからの逃走」やニートが生まれるのではないかという説があった。

下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち/内田 樹
¥1,470 Amazon.co.jp

これは、自分の体感として何だかすごく納得してしまう。
STEP22のメンターをしているのは、何だか時々はがゆい。
自分が手を出して色々やってあげた方が、そりゃ準備も早いかもしれない。
だけど、目の前の相手の力を信じて、待つ。時々手や口を出しつつ笑、待つ。
わたしも待ってもらった結果、最初は想像もつかなかったような
海外への渡航ができたし、今のライフワークに繋がっている。

せっかく、両親が多額のお金をかけて大学時代という時間を"贈与"してくれて
さらにはそれを許してくれる社会の枠組みや大学の制度がある。

なのに大学時代にバイトをしたり、インターンをしたりするのも同じ。
目の前の授業で何を得られてるのか不安だから、
分かりやすいやりがいや成長に飛びつく。

これも、どんな対価が得られるか明確じゃないものには
心の奥底で、不安を感じるからじゃないかな。
就活の企業選びの軸も同様じゃないか。

本の中では、学ぶことの本質は分からないものでも飛び込み、
一定の学びを得た時点で自分が何を学んだのかが分かることだと言っている。
学びとは、自分自身の変化を想定に入れなければいけないと。
そんな経験、どれくらいしているだろう?

調べてみると、江戸時代には恩送りという文化があったそうだ。
情けは人の為ならず、という言葉は情け(恩)は人の為だけでなく
巡り巡って自分に帰ってくるものだから親切にしておいた方がいい
っていう意味らしい。(from wikipedia)
映画にもなったpay it forwardも同じ概念からきている。

最近、自分の手でものを生み出すよう心がけていて、
料理や自分の肌に触れるもの、小さな小物などを細々とつくっている。
その時に驚くことは、時間と手間ひまがかかること。
まずは、どうつくるか学ばなければならないし
そこからつくること自体に時間がかかる。

ただ、そういったつくることを積み重ねてきた結果が
今の社会や生活だと考えると、敬意と疑問を重ねもつ。
まず、自分は何を生み出してるか。どんな"贈与"をしたいのか。

買うことはその物への共感を示すこと。作り手の贈与を受け取ること。
買うということにおいて、本当に、そうしてるか。

何となく、日常の中でこういったことが
無意識のうちに体現できるような仕事をしていきたいと思っている。

ちなみに、次は日本の文脈を読み始めた。楽しい。

日本の文脈/内田 樹
¥1,680 Amazon.co.jp

2012年2月24日金曜日

古典に学ぶ

徒然草116段

寺院の号、さらぬ万の物にも、名を付くる事、
昔の人は、少しも求めず、たゞ、ありのまゝに、やすく付けけるなり。
この比は、深く案じ、才覚をあらはさんとしたるやうに聞ゆる、いとむつかし。
人の名も、目慣れぬ文字を付かんとする、益なき事なり。
何事も、珍しき事を求め、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ。


お寺の名前や、その他の色々な物にも名前を付けるとき、
昔の人は、何も考えずに、ただありのままに、わかりやすく付けたものだ。
最近はあれこれ考え、自分の賢明さを見せつけようとしているようで嫌味なものだ。
人の名前にしても、見たことのない珍しい漢字を使っても、まったく意味のないことである。
どんなことでも、珍しいことを追求して、一般的じゃないものをありがたがるのは、
薄っぺらな教養しかない人が必ずやりそうなことである。

2012年2月20日月曜日

スイス・シャレー@西麻布

週末、西麻布のスイス・シャレーへ。
スイス料理って何だろう?と思っていたけど
チーズフォンデュだった。確かにそんなイメージ!笑

広尾駅のCICADA(ここも好き♡)を少し越えたAPA HOTELの1階。
テラス席もあって、この季節はムリだけど夏とかきもちよさそう♬
シンプルだけど、雰囲気もよい。てか、なぜAPA HOTEL内に?笑って感じ。

1番お手頃そうな、5000円くらいのコース+ワインを頼んだ。

メインのチーズフォンデュは、ほんとーーに美味しい♡
アルコールの香りが強くて、大人のデートにはぴったり。

アペタイザーはスモークサーモンとサラミや生ハムの3種盛りにしたんだけど
こちらもコースとは思えぬボリューム。
美味しいパンとワインとチーズと生ハム。幸せすぎる。

ほっぺ落ちたチーズフォンデュ。

アミューズのおさかな。

デザートもおいしかった!6種類くらいから選べるので女子はうれしかろう。    
ここはたぶんまた来る!
ちょっとしたお祝い用のガールズディナーにもいいかも。
おぼえとこーっと。

2012年2月18日土曜日

[学び] 恋のパターンランゲージ

ゼミの同期が経営するファッションブランド、Over the rainbowのワークショップ「恋のパターンランゲージ」に行ってきた。

テーマは恋バナ。(たぶん、大抵の女子は大好物なはず。笑)


恋バナを通じて、問題解決のデザイン言語を身につけられる。
ワークショップとしては、パターンランゲージを通じて
恋愛における「コツ」を見つけることができる。一石二鳥なプログラム。
予想外に男性が多くてびっくり。ほとんどが社会人でした。

パターンランゲージとは、
問題発見と解決方法をデザインする知を記述するための言語で
もともとは建築業界でつかわれていたものだそう。
Context(背景)、Problem(問題)、Solution(解決策)の
3構成に大きくは分かれ、今回のワークショップでは
KJ法とワークシートを用いながら、最終的にパターンを描く。


恋愛フェーズごとのグループに分かれてブレインストーミング。
黙々と書きながら、はたしてこれがまとまるのか…と不安になる。笑
恋愛って、特別に個人的なことだからホント人それぞれ。

2テーマでブレストを行い、KJ法でマッピング。
最初はこの2テーマを繋げるの?と思いきや、意外に繋がる。
テーマデザインがしっかりされているからかな。

それから1つのテーマを選んで、パターンを書く。
何やら説明を聞いていて、面白そうだけど難しいんかなーーと思ってたら
そんなに困惑することもなく書けた。なるほどねー、という感じ。

今日のワークショップだけでは理解は到底浅いと思うのだけど
システムシンキングと併せて、レバレッジポイントが見つかったら
それをパターンランゲージで考えてみるのはいい組み合わせなのかな、と少し思った。

もともと複雑系とかに興味があって、そういうふんわりしたものを
パシパシ分解して解決する手法をもっと勉強したいと思っているところ。
パターンランゲージに興味がわきました。
SFCの井庭先生のブログなどで、パターンランゲージ関連の
アウトプットを公開しているようなのでまずはこれを読んでみる!
入門書ってないのかな…。

2012年2月15日水曜日

軽々しいことば

よく「明日死ぬとしたら、何をしますか?」という言葉を目にする。
その言葉の後には、今を後悔しないようにしよう!だから〜〜をしよう!
という文句が続くことが多い。

本気で、そう思っているならいいし、心を動かされる。
ただ会社やサービス、イベントで打ち出すなら
そんなに軽々しく打ち出していいようなメッセージでもないと思う。

Steve Jobsフィーバーというか、
「アツい」とか「死ぬ気で」っていうような言葉が
"普通に"使われるようになっていて
何だか、本当は大事に大事にされなきゃいけない言葉が
すごく薄っぺらくなっている感覚を受ける。

本当に熱ければ、汗をかくし熱すぎれば痛い。
本当に死ぬ気でやってる人たちは、
本当に死んじゃいそうな力の使い方をするから心配になる。

別に、それで商品やサービスが売れるのであれば、
使わなければいけないのかもしれないけど
何だか、違和感だ。まぁ、気にしなければいいだけの話かもしれないけど。

2012年2月14日火曜日

[感想]婚活パーティに行ってみた

何という理由もなしに、婚活パーティに行ってみた。

こういうのに参加するのは初めてだから、無難そうな感じのに行った。
主催の業者の名前を出すのは控えるけど、ぐぐって最初10個に出てくるやつ。
月曜の夜、大体20代〜40代男女40名ずつという非常にゆるい制限。

参加費は男性:5500円、女性:500円。
婚活市場は、ガチ格差社会である。
ちなみに私は仲のいい女友達と行った。
パーティによっては一人参加限定というものもある(理由は何となく後で分かる)


会場に到着。夜景の見えるカフェとバーの中間みたいなところ。番号のついた名札が配られ、この番号が名前代わりになる。

それから、プロフィールカードを書かされる。(筆記用具は持参が基本。)
このプロフィールカードは男女別。名前、住んでる場所、年齢、職業などから
デートで行きたい場所や最近気になることなどの欄がある。
ノリとしては、奨学生のサイン帳(女子は書いたことあるはず笑)かな。

あと男女異なるのは、男性は年収を、女性はなぜか得意な料理を書く欄があった。
この辺に日本社会の男女分業に対するイメージが垣間見える。

分かりやすく、短く、キャッチーなプロフカードを書くのはなかなか至難の業。
わたしは職業:独立準備中と書いたので、ほぼ全員そのことばかり聞いてきた。
何を印象づけたいかを逆算して書く必要あり。

 
今日行ったパーティは40対40のやつだったけど、実際は半分ちょいの人数。
直前ドタキャンもあったようなのだが、パーティの性質的に
必ず男女同数でないと成り立たない内容なので
どうやって男女を揃えてるのか気になるところ。
男性は全員と話したが、サクラっぽいのはいなさそうな感じだった。

パーティの流れはこんな感じ(時間は体感ベースなので詳細不明)
・15min:プロフィールカード記入と説明
・1h:全員と1対1で話す(3分間×人数分)
・30min:フリータイム(5分間×5回?)
・15min:カップリング発表

最初の1対1は、男性がベルトコンベアー形式にぐるぐる席を回っていく。
ここで体力の6割は消費。
あまりの展開の早さについていけないし、最後には誰が何だかさっぱり分からん。
相手の番号と一言メモを書く紙を渡されるので、よかった人や話したキーワードを
効率よくメモっておく必要がある。
特に相手への印象をABCなり◎△×なりでつけておくと後で役に立ちそう。

中間なんちゃらカードを書いて、印象がよかった人を書く。
その後はフリータイムで、自由にもっと話したい相手と話せる。
3回目以降のフリータイムからは、グループ(複数人数)で話すのもOK。
ちなみに中間のカードの結果が、フリータイム中に番号を呼ばれて
受付のところで分かる仕組みになっているんだけど
あまりにも時間がぎゅうぎゅうで、行く余裕がなかった。
友だちもそうだったらしいので、あまり機能していない様子。

男性は、中間カードより、司会がフリータイムを始めてすぐに
話したい女性の席近くでスタンばって話す方が効果がありそう。
女性は基本奥の席に座らせられて、フリータイムも
自分でアプローチするより男性がひっきりなしに来る印象なので
"攻め"られなくて、ちょっと不満。笑 1対1の印象づけが勝負かな。

フリータイムで残りの体力は全て消耗。完全に男性のターン。
主観だけど、ホントに興味がある人のところには
1、2番目に行く本命試合って感じなので、それ以降は消化試合な印象。
時々、顔見知りの女性同士で話したりしているので、男性が余っている様子も見られた。

で、最後に第1〜3希望の順番で書いて、カップリング発表。
今回は6組が成立してた。10分の3なら、結構な確率じゃないだろうか。

そしてパーティは終わり。
カップリングが成立した男性が、入り口のところで女性を待ってて
番号交換やらそのままご飯に行くやらをしていた。
(だから一人参加の方がいいのかなーと思った。)

ちなみに参加者層は、月曜夜ということもあってか
飲食や調理師、サービスなどの仕事についている男性が半数を占めていた。
会社員はあまり多くないかな。年齢は20代が数名、ほとんどが30代半ば。
女性は全然分からないけど、大体20代後半っぽい見た目だった。

婚活パーティっていうと"難あり"ばかりかと思いきや、別にそうではない。
女性も見た目、えーーーこの人が婚活?という感じ。
(もっと女性と話したかったな。)

だけど、あいのり効果というか、消去法でこの中でカップリングしなければ!
という何か取り残されたくない根性が出てきてしまうし
あまりにも時間的に冷静に考える余裕がないまま進んでいくので
カップリングしたとしても、本当に付き合いが続くのかは微妙だと感じた。
ま、初の婚活パーティなので分からないけどね。以上、体験記でした。

2012年2月13日月曜日

Twitterでホームレス生活から脱出

[記事]ホームレスの女性がツイッターで一躍セレブに
超要約すれば、ホームレスだった女性がTwitterで他者と繋がることで
住まいを見つけることができた、という話。
(セレブに…というのは言い過ぎな気がしなくもないけど)

興味深いなと感じたのは、
ツイッターを始めたころは、たとえデジタルな感覚でも人と接点を持つことができたので、精神衛生上助けになると思った、と彼女は語った。
という点。やはり、貧困でも裕福でも人と話したりコミュニケーションを
取ることで、心の充足が得られるということ。

もしかしたらface to faceのコミュニケーションが一番だ、と
感じる人もいるかもしれない。
けれども、公園の片隅で寝泊まりしている様子を視界の端に捉えることと
Twitter上でその人の考えていることを垣間みれることは、
発信者が同じであっても、全く違う情報である。

何となく保守的な私は、ソーシャルメディアっていうと
ビジネスチャンスであったり、そのリスクであったり、そういう情報の方が
耳に入ってくることが多い印象だけど、そうじゃない可能性を大きく秘めてるって思うと
何とも言えずワクワクした気持ちが沸き上がってくる。
もっともっと、そういう事例を見つけたいな。

[学び] 創業塾2012

東京商工会議所と日本政策金融公庫が共催している創業塾に参加してみた。
3日間で5000円。私は1・3日目のみ参加。
1年に2回ほどやってるらしい。 ちなみにこの2社が共催するのは今年初だとか。

1日目の内容は、起業の心構えとマーケティング。
欠席してしまった2日目は税務と体験談。
3日目の内容は、資金調達と事業計画。

多くは座学だったし、やはり講師の方々のバックグラウンドや経験に
基づいた話しだったので、善し悪しは受け手によって異なると思うけど
少なくとも、同じだけのお金と時間をかけてビジネス書を読むよりは
確実に勉強をさせて頂けたと思う。
基本的なことが多かったからこそ、何となく網羅的な感じがしてよかった。

普通のビジネスを学ぶ前にいきなりソーシャルビジネスという
経営と公共性が入り交じったものを大量にインプットしてきた私には
「世の中でビジネスに必要と言われてることってこういうことよね」
って確認できた感じかな。

様々な分野で、様々なバックグラウンドをもつ方々が
会社を立ち上げたり個人事業主になろうとしていることが
月並みかもしれないけど、印象的だった。

自分にとって、参加してよかったなぁと思ったのは
3日目午後のワーク。誰かのビジネスアイディアを
グループでブラッシュアップするという内容だったけれども
ここで私のグループでは私のプランをみなさんに考えてもらえて
「話さなければいけない」ということが、そのまま学びだった。

自分で経験していないこと、見てないこと、確信をもってないこと。
そういうものは、いざという時に自分の言葉でないので話せない。
逆に、これだけは…と思っていることは、1番年下だろうが経験がなかろうが
話せば聞いてもらうことができる。

自由な環境に身を置くことは、ある意味甘えてたり、逃げている。
(少なくとも、今の私の場合には)
話すことで、分かってること、分からないこと、知りたいことが
ふわりと沢山出てきた。

書を置いて、外に出よう。
今、思っていることと明日考えていることが違っていてもいいから
本当に心から自分が思うことを、話してみようと少し勇気が出た。

2012年2月10日金曜日

ソーシャルファンディング①

ソーシャルファンディング(Social Funding)
新規のPJTなどに、小額の投資をする共感者(パトロン)が集まるウェブの仕組み。
(これについては、greenzの記事がとても分かりやすかったです。)
Crowd Fundingと呼ばれることも。どちらが正しいか不明。

まだ海外での全体像は分からないけど、日本でもこの1年くらいで
いろいろなサービスがlaunchされているみたい。
ざっくり調べているので、自分用メモを載せてみます。
(ウェブベースで調べているだけなので、ミスがあったら指摘してください。)
まずは規模感の把握。利用してみて、利率などはまた別途まとめる。

<日本語でのサービス>
Just giving
個人が立ち上げるPJTにオンラインベースで寄付ができる仕組み。
寄付先は、既に登録されてるNPOが対象。
現在チャレンジ中のPJTが
4686件!
総額845,978,372
が寄付されているという実績。すごい。

READYFOR?
音楽・映画・アート・テクノロジーなど分野は問わず"実行者"に
支援金を集める仕組み。現在7プロジェクトが取り組み中。
PJTは個人・団体どちらでも良いみたいだけど、
something social goodが含まれている様子。
just givingと比較すると、寄付先もその人になるのでより個人志向というか
”その人!”を応援したいという気持ちが寄付に繋がるのかな。

CAMPFIRE
これはクリエイター向け。登録されているPJTもアート系が多い印象。
All or Nothingで一定の額が集まらなければ、全ての投資がなされない。
投資額に応じて、各PJTごとに決めているリターンがもらえる。
挑戦中のPJTもあわせて全65PJT、内11PJTが挑戦中で44PJTが達成している。
各PJTの内容も面白く、これがどんな成果になったのかつい気になってしまう。

Grow!
これは作っているコンテンツにGrow!ボタンを設置することで
支援を募る仕組み。ITmediaの記事でクリエイターにチップをと
表記されていたが、それが一番分かりやすい感じ。
ちなみに設置されているのは約500万ページで、会員は約4500人ほどいるそう。
日本から米国に本部を移すらしく、何か急成長しそうな予感。

ピエス・ユニーク
共感する現代アートを小額で"買う"仕組み。2011年11月からで
現在2プロジェクトが進行している。
メセナは芸術活動を支援するパトロン的な人や団体を指す言葉で、
誰でもメディチ家になれてしまうという面白い仕組みです。
支援の形として、映像作品内に使われたものを買えたり、
映像作品の音楽を買うことができるようです。

Myring
起業したい人のビジネスプランをオープンし、
支援者を集める仕組み。たぶん金銭ではなく人を集めている様子。

Egastart!
β版?参加方法は分かるけど、実際にどう使っているのかは
ぱっと見た限り不明。

雑感としては、こういうのがあったら確かにやりたいと思っていることを
スタートさせた時の世の中の反応を、今まで会ったこともないような人から
お金や投資という形で知れるいいチャンスだなと思った。
とても、プロトプロジェクトのマーケティング的に活用できる。
たぶん勇気も、もらえる。

あとで調べたいのはこの2つ。(1つは友だちがやってる)
stonesoup
GREEN GIRL これで早速1つクリックをしてしまった。笑

調べる際に、こちらの記事を参考にさせてもらいました。ありがとうございます。
[jp] 日本の「ソーシャル資金調達」レース開始ーーGrow!、READY FOR?、CAMPFIREの3社がデモ
ITmedia  クリエ
イターにチップを贈れる「Grow!」で米国へ Twitter仲間と起業したバンドマン
・アートも“みんなで育てる”時代に!? 現代アートのための日本発マイクロメセナ「ピエス・ユニーク」

こんなスライドも見つけたので、明日見る!

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自分用メモ:crowd fundingのキーワードでも調べる。あと海外もの。
http://www.kickstarter.com/
アートとは何か(社会的/自分的な意味とこういう文脈において)
http://giftee.co/

2012年2月7日火曜日

「自分思考」山口絵里子

ちょっと難しい本を読んでいるので、ご褒美にこれを読む。
自分思考/山口 絵理子
¥1,300
Amazon.co.jp
行動すること、経験から学ぶこと、分からなくてもやってみれば分かること。
そんな、当たり前といえば当たり前のことが
山口さん自身の経験に基づいた、率直な言葉で書かれていました。

起業とか、ソーシャルビジネスだとか、
そういうものに興味がない人にも読んでほしいなぁ。

あらゆるものに影響を受けやすいので、早速行動計画を立ててみた。
この先10ヶ月分くらいの。
何をすればいいのか、モヤモヤしていたけれども、少しすっきり。
計画したら、あとはやってみるだけでいいので実は気持ちは楽なのかもしれない。

2012年2月6日月曜日

start blogging

Twitterが出来てからブログと名のつくものを、全く更新しなくなってしまい
作っては削除を繰り返していたのですが
今度こそ、緩やかに記し続けていければと思い、始めます。

かなり気まぐれになると思われますが
先の見えない緩やかなスタートアップライフを出来る限り綴っていきます。